← 日本語ホームへ戻る古典詩 · 日本語

江雪(こうせつ)— 川の雪

前半は「千」「万」の語で、鳥も人もいない世界を広げ、後半は一艘の舟と一人の老人、一本の釣り糸へと一気に絞り込む。尺度は大から小へと移り、音も人の気配も抜き取られている。その結果、孤独は厳しくもあり、揺るがないものにも見えてくる。

柳宗元唐代五言絶句
日本語訳

江雪(こうせつ)— 川の雪

千の山々に、飛ぶ鳥の姿は絶え、

万の小道に、人の足跡は消えた。

一艘の小舟に、蓑と笠をつけた老人が、

ただひとり、雪の降る寒江で釣り糸を垂れる。

「絶える・消える・ひとつの・ただひとり」と語を変えて訳し、環境から人物へ進む四段階を一語にまとめないようにした。

文化的背景

この作品をどう読むか

「絶」「滅」「孤」「独」の四字は同じ意味の繰り返しではなく、段階を踏んでいる。まず飛ぶ鳥が絶え、次に人の足跡が消え、そのうえで孤舟と独釣に落ち着く。空虚さ自体が目的なのではなく、最後になお糸を垂れている人物を見えるようにするための下地である。本文は「万径人蹤滅」の通行本を採り、字体と句読点は編集上の統一である。

読解の手がかり

中心的な意味

前半は「千」「万」の語で、鳥も人もいない世界を広げ、後半は一艘の舟と一人の老人、一本の釣り糸へと一気に絞り込む。尺度は大から小へと移り、音も人の気配も抜き取られている。その結果、孤独は厳しくもあり、揺るがないものにも見えてくる。

AI が言語候補を生成し、Hermes が出典・意味・文化的境界を確認して採用しました。

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